明治三十二年(1899年)創業、五代目の老舗
「はきもの匠 神田胡蝶」
シンプルで美しい履き心地のよいはきもの、草履。
草履は日本の風土と文化に適した実に機能的なはきものです。
また、着物文化と同じように、日本人のこだわりが作り上げた見事な工芸品でもあります。
ですから、草履はいつまでも熟練した職人達の手で一つ一つ丹念に製造しております。
弊社では長い間培ってきた伝統を今に活かして、美しく、機能的な和装小物を製造しております。
百余年の時を経て…
神田胡蝶の歴史
老舗と言われるまでには、初代より受け継がれて来た履物への深いこだわりと、
技を磨き、改良を重ね培った匠たちの、たゆまぬ努力の歴史があります。
明治三十二年 | 初代 小川房吉 日本橋蛎殻町に「小川履物店」を開業。 | |
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明治三十七年 | 越後屋三井呉服店と取り引き開始。 | |
明治四十年 | 日本橋浜町に花緒部を設け、都内小売店並びに地方へ販売する。 | |
日本橋界隈 日本橋 |
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大正元年 | 現在の外神田(宮本町)へ移転。百貨店新設に伴い取引を拡げる。 | |
大正十二年 | 関東大震災により店舗焼失。小売店部卸部閉鎖。百貨店専門の製造卸業となる。 | |
関東大震災 関東大震災後の神田小川町 |
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昭和三年 | 日本の海外進出に伴い、韓国、満州、大連の百貨店にも移出をおこなう。 | |
大連 |
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昭和十六年 | 第二次世界大戦勃発。統制経済の下、営業を継続。 | |
第二次世界大戦 |
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昭和二十年 | 戦災により店舗焼失。 | |
終戦。小石川柳町に仮営業所設置・営業を再開。出兵や疎開で離散していた店員や職人達が戻って来る。 | ||
昭和二十二年 | 千代田区外神田に営業所を新築。 | |
昭和二十八年 | 個人経営を法人に切替え、小川履物株式会社を設立。 | |
昭和三十六年 | 本社屋完成。全国百貨店取引開始。 | |
昭和四十三年 | 営業品目の増加に伴い株式会社小川に変更する。 | |
昭和四十五年 | 大阪万博コンパニオンの和服に当社の草履が採用され、これを機に「胡蝶履」が生まれる。 | |
大阪万博 |
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昭和六十二年 | 製造部門強化の為、製造部を株式会社胡蝶として分社。 | |
平成九年 | 「舞胡蝶」によりグッドデザイン賞受賞。 | |
舞胡蝶 <グッドデザイン賞> |
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平成十九年 | 低反撥クッション草履発表。 | |
平成二十年 | 神田胡蝶 参道店(直営店)開店。 |